鰹節の歴史鰹節ができるまで美味しさの秘密健康をサポートする鰹節焙乾、カビ付けの秘密鰹節とその仲間たち
伝統食材“鰹節”
健康をサポートする鰹節
自然食品の王様のかつお節
 近年、食品添加物が問題になっていますが、かつお節に関しては、まったくその心配がいりません。製造工程において一切の添加物が加わることがないのです。カツオの身だけでつくられる正真正銘の天然無添加の食品です。
かつお節はタンパク質の宝庫
 かつお節の栄養面をみてみると、なんといっても多いのがタンパク質です。カツオの生肉でさえ25%も含まれているのに、かつお節になると77%にも達します。まさにかつお節はタンパク質の宝庫といえそうです。ただし、タンパク質は量のほかに、質の良し悪しも重要になります。これは、タンパク質をつくっているアミノ酸中、人体でつくることのできない8種の必須アミノ酸がきちんと含まれているかどうかで決まります。
 かつお節はこれらすべてを含み、とくにリジンが大変豊富です。健康に必要なタンパク質を気軽にかつ効果的に摂れる食材、かつお節。その効果をみていきましょう。
ストレス解消に役立つ
 現代人とストレスとは今や切り離せないものになっています。
 人間はストレスを受けると、副腎皮質ホルモンの分泌量が増し、体内の代謝が高まって、ビタミンCをはじめとする各種のビタミン類とタンパク質が消耗されます。その結果、体力が衰えてきます。ストレスを感じたら、体内でタンパク質不足になっていると考えて、まずは良質タンパク質をたくさん摂ることが重要です。タンパク質を多量に含んでいる食品にはいろいろありますが、最適な食材がかつお節です。ストレスを感じているときはとかく食欲も減退しがちで、手間暇かけて料理をつくる気分にはなかなかなれないものです。そんなときのかつお節。ごはんにまぶしたり、サラダにかけて食べるだけでさっとタンパク質を補うことができ、結果、ストレス解消につながっていきます。
単身者の強い味方
 独身者や、あるいは単身赴任で家族と離れ一人暮らしを強いられている方の共通した悩みはなんといっても食事です。
 単身者が最も不足しがちなのがタンパク質です。タンパク質は数ある栄養素の中でも体にとって一番重要で、不規則な食生活では、真っ先に足りなくなるものです。そこで役立つのがかつお節です。かつお節はタンパク質が豊富で、加えてビタミンAをはじめ、B1、B2、カルシウム、鉄などが含まれています。外食などでは摂りずらい栄養素も同時に接取できて、まさに一石二鳥です。単身者にとってはなによりの強い味方といえましょう。
美しい肌を守るかつお節
 肌のはりは、皮膚中の真皮の部分に含まれるコラーゲン(膠原繊維)の働きによります。また、肌のなめらかさは、表皮を構成する粘質多糖体の力によります。粘質多糖体には硫黄を含むものと含まないものとがあって、皮膚が老化してみずみずしさを失うのは、硫黄を含む粘質多糖体が不足するためだといわれています。この硫黄は、タンパク質中の必須アミノ酸の一つであるメチオニン(含硫アミノ酸)からきたものです。また、タンパク質は、コラーゲンもつくっています。
 かつお節はタンパク質が豊富です。しかも、必須アミノ酸の中のメチオニンが含まれていますから、肌にとってこれ以上効果的なものはありません。毎日、少量でも、かつお節を口にしていくことで、肌は潤いを与えられ、みずみずしさを維持できます。
かつお節はダイエットに最適
 食事でダイエットをする人でよくみられるのが、カロリーにばかり目がいくあまり、栄養面をおろそかにしがちなことです。低カロリーで、なおかつ栄養素も豊富なものをとることがダイエットには何よりも要求されます。かつお節は、脂肪分がわずか3%にも満たなく、それでいてタンパク質は77%と多量です。また、カルシウム、リン、鉄、ナトリム、カリウムなどの無機質や、ビタミンBl、B2、D、ナイアシンなども含まれていて、栄養のバランスをくずしがちなダイエット中にあっては、まさに理想的な食品といえます。
成人病予防におすすめ
 成人病の中でももっとも心配されるのはガンでしょうが、しかし発生率の点からいって、同じように要注意なのが脳卒中です。脳卒中は脳の動脈障害によって起きる病気です。
 脳の動脈をつくっているコラーゲンは、これはタンパク質からできています。良質タンパク質が不足すると脳の血管がもろくなり、結果、脳卒中につながっていきます。いいかえれば、良質なタンパク質を十分にとっていればコラーゲンは豊かになり、血管壁の弾性と強さが保持されて、疾病発生の抑制にもつながるわけです。タンパク質が豊富なかつお節で、疾病防止をはかりましょう。
頭の良くなるかつお節
 受験生は普通の人以上に脳を使います。そこで、ここで改めて脳と栄養との関係をみてみることにしましょう。
 一般的に脳は栄養状態に左右されにくい器官といわれています。しかし、栄養状態の悪さが長く続くと話は違ってきます。とくに成長期に栄養不良が続くと、脳の発育が阻害され、結果として学力向上にも影響を及ぼします。成長期の子供が常に十分な栄養をとらなければならないことはいうまでもありませんが、中でももっとも必要とされるのがタンパク質です。かつお節はタンパク質がたっぷり含まれていますから、成長期にある子供にとって、心強い味方といえましょう。
スポーツ選手の筋肉形成に欠かせない
 スポーツ選手にとって、筋肉づくりは最大の課題です。食事でタンパク質を多くとることが、筋肉づくりに大きな効果を上げます。また、高タンパク食は疲労回復や運動機能を増進します。
 カツオには100g中に約25gのタンパク質が含まれます。かつお節だと、その3倍の77gも含まれるというのですから、タンパク質の宝庫というのはこれまで重ねて説明してきました。
 スポーツ選手の場合、一日あたりの所要エネルギーは約3000カロリーですが、タンパク質からとるエネルギーの割合は、常に13〜14%は確保が必要です。つまり、タンパク質は100g以上をとることが望まれます。かつお節でそのすべてをまかなうことは無理でしょうが、補う効果は十分です。
妊婦さん、お子さんにおすすめ
 妊娠中は十分な栄養が必要です。とくにタンパク質をしっかりとることが不可欠です。そうはいっても、妊娠初期の頃は、つわりなどがあり、食欲がすすまない方もいます。そんなときにこそ、かつお節がサポートします。料理に少量加えるだけで、その風味によって食欲がわいてくる上、高タンパク質食品ですから、栄養も補えます。
 また、かつお節は幼児期のお子さんにもぜひ食べさせたいものです。まだ消化能力が弱く、胃の大きさにも限界がある頃は、良質のタンパク質で、しかも消化しやすいものを与える必要があります。しっかり栄養をとらなければならない時期こそ、かつお節をオススメしたいものです。
お酒を飲んでも一安心
 お酒を飲むときに一番いけないのは、すきっ腹で飲むこと。アルコールが急激に吸収され、それを分解しようと肝臓はフル稼働して負担となり、肝臓疾患を招くことにもなりかねません。飲むときは、とくにタンパク質をたっぷり含んだつまみをとるようにしましょう。酒の席で常に上位人気の冷やっこやおひたしにはかつお節がかかっています。これは酒で弱まりがちな肝臓を丈夫に保つ上で理にかなった料理法なのです。
かつお節で病気の回復をはかる
 病人食をつくる場合、何よりも心がけなければならないのは栄養があって、消化のいいものを素材に選ぶことです。病気を早く回復させるためには高タンパク質をとることが何よりも必要です。かつお節にちょっと醤油をかけ、それをおかゆにまぶして食べるだけで、タンパク質を補え、しかもかつお節の風味が食欲を増進させてくれます。
 タンパク質が豊富な食品として大豆からできた豆腐等は、養生食として好まれます。しかし豆腐の場合は強肝作用のあるメチオニンというアミノ酸が少ないのです。その点かつお節はメチオニンがたくさん含まれていますから、豆腐の上にかつお節をかけることは大変理にかなっているのです。しかも良質なタンパク質を摂取でき、病気の回復をサポートしてくれます。手軽に口にでき、何よりもタンパク質の豊富なかつお節で健康を保ちましょう。
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